離婚に付随する夫婦のお金の問題(2) 財産分与

離婚問題において解決すべき大きな要素の一つとしてお金の問題があります。

夫婦は、これまで生計をともにしてきたわけですから、離婚に伴って精算しなければならないお金の問題が、とても大きな比重を占めることは当然のことです。  

離婚にまつわるお金の問題を細かく分ければ、慰謝料、財産分与、養育費、婚姻費用、年金分割の問題となります。



財産分与について」 



 

財産分与とは、夫婦が結婚してから築き上げてきた共有財産(例えば、預貯金、不動産など)を、どのように分けるのかという問題です。

これに対して、慰謝料とは、離婚に至った原因になった行為や離婚をすること自体について被った精神的な損害をお金に換算して支払う賠償のことです。

このように、財産分与と慰謝料は性格の異なるものなので、たとえ貴方に離婚に至る原因があり慰謝料を支払わなければならなかったとしても、原則として財産分与の請求はできます。

財産分与を請求する前提として、そもそも財産がいくらあるのかを算定する必要があります。

不動産の場合は、その価格を調べなければなりません。
 また、たとえ不動産があったとしても住宅ローンが残っていた場合にこれをどうするかを検討する必要があります。

なお、財産分与は民法の規定(768条2項)によって、離婚の時から2年間が経過すると裁判所に対して請求できなくなるので注意が必要です。

できれば、離婚の前の話し合いで決めておくとよいでしょう。




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